同じ転職ならキャリアビルダー

ジョブホッパーとは、ジョブホッピング(job-hopping)する人という意味で、転職を何回も繰り返す人のことです。2年から3年のサイクルで次々と仕事をかえ、転職回数が4~5回以上ある人を指します。日本と比べてはるかに転職が多いアメリカでも、ジョブホッパーという言葉は否定的な意味で使われることが多いです。

これに対して、「キャリアビルダー」という言葉があります。キャリアビルダーも転職をしている人ですが、計画的に転職してキャリアを積み重ね、収入や待遇をアップさせている人のことです。

ジョブホッパーは、転職歴に一貫性がなくキャリアの積み上げがなく、企業の人事担当者から「仕事をころころ変える人」とネガティブにとらえられ、なかなか採用されません。同じ転職なら、キャリアビルダーの方がずっと良いはずです。上手に転職してキャリアビルダーになるためにも、転職のコツを知っておきましょう。

公益財団法人「介護労働安定センター」の調査によると、介護関係の事業所は慢性的な人手不足に陥っています。約6割の事業所が人手不足と答えており、そのことが長時間労働につながり、毎年6人に1人の従業員が離職することにつながっています。介護職に就いた人の半数以上が、働きがいのある仕事と考えて就職していますが、かなり高い率で離職しています。
離職理由としては、25%の人が「職場の人間関係」を上げていますが、きつい仕事なのに「収入が低い」ことを上げている人もかなりいます。離職率の高い介護職で働く人こそ、キャリアビルダーを目指しましょう。